ブラック病院に間違えて就職したらどうしよう。
見抜き方ってないかな?
実は私は就職に失敗してブラック病院で働いていました。
そんな私だからこそのブラック病院の見抜き方を教えるよ!
これから就職だけど、変な病院を選んでしまわないか心配。
転職したいけど、もっと悪い病院に転職してしまうかもと不安。
病院選びを間違えてブラック病院に就職してしまったら最悪です。
毎日辛い思いで仕事をして体調を崩したり精神的に病んだりして、最悪な場合看護師を辞めるはめにもなりかねません。
実は私はブラック病院に就職して看護師を辞めることになってしまいました。
他の看護師さんにはこんな辛い体験をしてほしくない!
私が最初に就職した病院はブラック病院でした。
同期はみんな辞め、他の病院から転職してきた人もすぐに辞めてしまうようなところでした。
そこで転職をしたのですが、失敗してもっとブラックな病院に就職してしまいました。
しかし同期には良い病院に就職できた人もいます。
良い病院に就職できるのは運がいいからなのでしょうか?
実はブラック病院の見抜き方が分かれば、ブラック病院へ就職してしまう可能性を減らせるのです。
そこでこの記事では実際にブラック病院で働いていた私がブラック病院を見抜く方法を5つ紹介します。
これらの方法が分かれば、看護師を辞めてしまうなどといった最悪の結果を防ぐことができるはずです。
あわせて読みたいブラック病院の特徴とは?何がブラックなの?元看護師の私が全て暴露します!
目次
1.口コミを利用する
口コミは実際に働いている看護師から話を聞くのが一番良い方法です。
しかし自分が気になる病院の情報を知っている看護師が周りにいないこともあるでしょう。
その場合は口コミサイトを見るのも参考になります。
①実際に働いている看護師から聞く
病院の情報を得るのに一番確実で正確な方法は、実際にその病院で働いている人や働いたことがある人に話を聞くことです。
以下のような内容について事実を知ることができます。
- 人間関係
- 病院や病棟の雰囲気
- 残業の有無や程度
- 給料
また今の職場に他の病院から転職してきた人がいれば、その人から話しを聞くのも良い方法です。
これは他の病院と自分の働いている病院が比較されることで、自分の病院が他と比べてブラックなのかどうかも分かります。
実際に働いたことがある看護師に聞く!
これが一番確実だよ!
②口コミサイトを見る
行きたい病院の看護師と話しをするのが難しいという場合は、ネットの口コミを見てみるのも参考になります。
実際にその病院で働いていた看護師の口コミを見ることができます。
ナスコミっていう口コミサイトが有名だよ。
ただしこのような口コミサイトは、あまりリアルな内容を口コミすると問題に発展することがあります。
そのため実際に書かれた内容が訂正されて記載されていることもあります。
ちなみに私もブラック病院の状況をありのまま書いたら、サイト側から却下されました。
つまり悪い口コミがある場合実際はもっと悪い場合があります。
あまり悪い口コミの多いところは避けた方が良いでしょう。
一方で良い口コミがある場合も実は病院の中の人が良いように書いているという場合もあります。
悪い口コミがないからいい病院だろうと思っても、病院側が口コミサイト側に悪い口コミの削除を依頼していることのうわさもあります。
一つの口コミサイトだけではなく、いろんなサイトやGoogleの口コミなど、いろいろ見てみるといいかも。
転職サイト使ってるならエージェントの人も何か情報を持っていることも。
2.面接で見分ける
転職活動をしている場合、面接の時にその病院がブラックかどうかを見ることもできます。
次の場合は要注意です。
- 面接があっさりし過ぎている
- 質問にはっきりと答えない
- 面接官が病院のトップだけ
①面接があっさりし過ぎている
まず、面接があまりにもあっさりしている場合は要注意です。
- どんな病院で働いてきましたか?
- どんな看護技術ができますか?
- いつから働けますか?
これだけの質問で終わった場合はブラックな可能性が高いです。
とにかくすぐに働ける看護師を欲しているからです。
看護師不足やすぐにやめる看護師が多い可能性があります。
応募者がどういう「人」なのかを見ていないところが問題だね。
就職は結婚に例えられるけど、「ルックスは?」「家事できる?」「何歳?」だけで相手を選ぶ男ってどう?
そこも大事だけど、価値観のすり合わせも大事だよね?
②質問にはっきりと答えない
面接では最後に病院側から何か質問がないかと聞かれることがほとんどです。
しかし中には質問を受け付けない病院も中にはあり、その場合は要注意です。
相手の話しや希望などを聞かず、勤務条件など勝手に決められてしまうことがあるからです。
または答えられないようなことをしていたり何かを隠しているという可能性もあります。
また質問をすることで、その病院がどのような思いや考えをもっているかを知ることが出来ます。
そこで思うような回答が返ってこなかったり違うと思うような回答が返ってきた場合はやめた方が良いでしょう。
面接で何を聞きたいか事前に考えておこうね!
面接は価値観のすり合わせの場
面接は、病院側が看護師を選ぶためにあると思ってはいませんか?
実際は看護師側が病院を面接する場でもあります。
例えるなら、お見合いや合コンのような感じです。
ちなみに私は病院の面接で、予防が大事だと思うと話しました。
しかしマイナスな回答が返ってきたり「そうですか」となにも反応がありませんでした。
この場合「予防」を大事に考えてない病院だと分かります。
一方で予防のためにどんな取り組みを行なっているかなど、その病院の考えを話してくれる場合は「予防」を大事に考えていることが分かります。
面接で質問をするのは、このように自分の価値観が相手と合っているかを確認する目的もあるのです。
③面接官が病院のトップだけ
面接官が人事担当の人や、院長や看護師長などトップだけの場合は要注意です。
人事の人は話が上手く、実際の現場を知らないことがあります。
良いように言っていても実際は違ったということがあるので注意です。
院長や看護師長だけという場合は、上の人に権限が集中しておりワンマンな可能性があります。
また、深い話をしたわけでもないのにその場で採用を伝えられた場合は危険です。
この場合も特定の人物のみに決定権がある可能性があります。
私がブラック病院の面接を受けた時は院長と事務員1人だけでした。
しかも院長からその場で採用を伝えられました。
その時はすぐに決まったと喜んだけど、やっぱりワンマン病院だった…
3.病院を見る
病院の実際の様子をみることも、ブラック病院かどうかの判断材料になりますます。
面接で病院に行った際には一緒に病院見学もしましょう。
可能なら面接前に時間を取って見学してみるのがオススメです。
患者の家族をよそおってさりげなく見学した方がよりリアルな状況を確認できます。
面接の時の見学は師長などがしてくれることが多いけど、まぁきれいなところしか見せないよね。
病室や患者さんの様子をじっくり観察するのも難しいし。
看護師も警戒するしね。
見栄できれいに見せていないか
きれいな病院は魅力的ですが注意が必要です。
高そうな絵が飾ってあったり病院内の装飾がきれいだったりする場合、患者さんや家族、職員のためという場合もあります。
ところが、実際は病院側の見栄や外に向けてのアピールということもあります。
著名人を招いてイベントを開催したり外部にアピールするような取り組みをしていたりする事が実はただの宣伝目的ということもあります。
病院のホームページなどを見て、このようなことをしていますと記載されていると、いろいろ取り組んでいてすごいなと魅力的にうつるかもしれません。
でも実際はただのアピールだということもあります。
ホームページでは、「マニュアルが整備されてます」「定期的に勉強会を行っています」と書かれていました。
だけどふたを開けてみれば、マニュアルは何年も前の古い内容で、勉強会も形だけの薄っぺらいものだった…。
では、本当に患者さんのためを思ってやっているのかただの見栄なのかはどう判断すれば良いのでしょうか?
それは、患者さんにとって大事なことが最優先されているかどうかを見ることです。
患者さんに必要な備品が使い回しだったり壊れていたりするにも関わらず、外に向けてのアピールがきれいな場合は医療・看護レベルが低く、病院の利益が最優先になっている可能性があります。
4.看護師を見る
看護師の見た目や仕事の様子を見てましょう。
オススメはナースステーションでの様子を見ることです。
ナースステーションにいるときの看護師は気が緩んでいることが多いので、リアルな部分を見れる可能性があります。
そして可能なら実際に看護師に話しかけてみましょう。
実際に働いている看護師からの情報が一番確実です。
①看護師が働いているときの様子をみてみる
実際に働いている看護師の様子を見てみましょう。
見るポイントは以下のようになります。
- 見た目や雰囲気が派手ではないか(髪色やメイク、ピアスなどのアクセサリーなど)
- 疲れ切った様子ではないか
- 表情が硬く無表情だったり死んだ魚のような目をしていないか
- 大声でおしゃべりするようすや悪口が聞こえないか
- 爪が伸びていたり香水などの匂いがしてこないか
おかしいなと何か違和感を感じた場合は要注意です。
②看護師に話しかけてみる
可能なら看護師に話しかけてみましょう。
返事の仕方や話の内容からも判断できることがあるでしょう。
ただし看護師も色々な人がいるので特定の人だけを見ずに全体を見ることが必要です。
病院の内部情報など聞けたらベスト!
5.病室と患者をみる
①病室は患者さんにとって快適で清潔か?
病室は以下のポイントを見てみましょう。
- 室温が寒すぎたり暑すぎたりしないか
- ベッドのストッパーはかかるか
- 吸引器にカビが生えていないか
- ウロバックは正しい位置にあるか
- シーツが汚れすぎてきたりじとじとしていないか
これ私のいたブラック病院では全部当てはまってた…。
病院見学ではざっとしか見なかったから気付かなかったのです。
②患者さんの状態は悪くないか?
患者さんの様子は以下のポイントを見てみましょう。
- 皮膚の状態が乾燥しすぎていたり汚れていたり黒ずんでいないか
- 衣服や布団がはだけていないか
- 目ヤニや耳垢、口腔内に痰がこびりついているなどでひどく汚れていないか
- 手の拘縮で爪が皮膚に食い込んでいたり手の中から悪臭がしたりしないか
- 傷や打撲、脱臼・骨折などが多かったり複数の患者さんに見られたりしないか
これらのポイントが当てはまる病院は看護のレベルが低く、看護師や病院の質も良くないと考えられます。
患者さんがただベッドで寝かされてる状態。
看護師のいる意味⁈
ただしキチンときれいにされている場合でも注意が必要なことがあります。
新人や新入りのナース、あるいはそういうターゲットにされそうな人に負担が及んでいる場合があるからです。
新人いびりってやつね。
せわしなく動いている看護師がいる一方で、ずっとナースステーションにこもって座っていたりおしゃべりをし続けている看護師がいる場合はその可能性があるので注意です。
「ブラック病院から脱出したい!」「このままだとブラックナースになってしまう!」という看護師さんは転職するのも手です。
今の病院で勤務し続けるのも否定しませんが、状況を変えたいなら行動してみましょう!
転職活動をしたからといって必ずしも転職しなければならないわけではありません。
他の病院の条件を見てみて良さそうと思えば転職を進め、今のところが良いと思えば残ればOKです。
おススメ度No.1の転職サイトはこちら!
「看護師の転職サイトっていろいろあって、どれを使ったらいいのか分からない。」という看護師さんにオススメの転職サイトはこちらの3つです。
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これらの転職サイトは看護師が転職する際によく使われているものになります。
良く分からない転職サイトを利用するより安心して利用できるはずです。
あわせて読みたい看護師が転職する時に転職サイトを利用しない方が良いって本当?(裏情報あり)
ブラック病院絶滅してほしい。
あなたには見抜けるか⁉